村岡ダブルフル100kmでサブ10目指す勇者の記録

村岡ダブルフルウルトラランニング  勇者の道120km完走記

スタートまであと40分ほどです。
今日、二度見にすることになるゴールゲートの前で完走を誓いました。
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ここで去年の戦友Tさんと合流。
お互いにペーサーになってキロ5分半で巡航する! はずでした、、

スタート位置はほぼ前列に位置どりました。
うまく写真に入らないほどスタートゲートの近く。
とうとうこの時がやってきた!
一年やってきた練習の成果を出し尽くす!!

不安材料は”大”の方が 出し尽くす!!どころか全く出なかったこと。
まあ途中でいかな仕方ないと割り切る。
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長楽太鼓の演奏がおわるとカウントダウンがはじまり、、

10 9 8 7 6 5 4 3 2 1  スタート!

14時間 120km 勇者候補たち、そして、100km 88kmのランナーたちの挑戦が始まりました!!

この辺から去年の完走記と似てます。だって同じとこ走ってるし、、時間もったいない方は下の方までワープしてくださいw

さすがに前列だけあって周りのランナーのペースはウルトラマラソンとは思えないスピードで流れていきます。
辺りはゴールデンゼッケンの勇者候補ばかりになりました。
少しばらけてきたところで1km通過 5分15秒。いい感じ。
提灯の明かりが幻想的ななか、朝の挨拶をしながら村岡商店街を一周。一年あっという間やったなと思う。

そして一行は暗がりの中をうわの高原、ハチ北方面を目指して初めの登り開始!
バイクや自家用車で道路を照らしていただき、早朝にも関わらずたくさんの応援をいただく。
この登り区間もキロ6分を越えることなく順調に通過して行く。

周りの勇者候補たちも調子よく飛ばしている。
普通に考えたらみんなオーバーペースだ。ペース落とそうにも落ちない、Tさんも同様。
実力が上がってるのか、高揚してしまって悪魔の囁きを聞き入れてしまっているのかこの時はまだわかりませんでした。

明るくなってきました。
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去年の写真じゃないですよ、、
この辺りからしかスマホのカメラではまともな写真が撮れません!暗くてブレる、、
雪が降れば毎週末訪れるハチ北スキー場の下山コースを走る、左手にピザをもちながら、、
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勇者の道 番外編 第1章 宅配ピザ屋

66kmスタート地点ではRくんが待ってて、応援、スペシャルエイドをいただけることになってた。
本当は内緒やったけどRくんにもスタート前調整があるから前日に打ち明けた。

「100km限定のピザエイド(私設)のピザ、66kmスタートまでデリバリーしたるわ!」

ピザエイドで紙皿のままピザをもらい紙皿を半分に折ってピザをガード、左手にピザをもったままの10数キロの道程が始まった!

ピザを持ってるからといってペース落ちるわけでもなくやがてハチ北スキー場を通過、第1の激くだりゾーンへ。
トイレの間に先行してしまったTさんに追いつこうと飛ばす。
キロ3分50秒を2度叩き出すも追いつかないので我にかえる。Tさんも間違いなくすごいペースで飛ばしとるな。
ちょっと反省しながらピザ片手に安全走行開始。大野折り返しで互いの位置を確認、追いつけそうだ!
そして66kmスタートの福岡地区へ!

Rくんにピザを配達、周りの人もウケてくれて大成功!!
託してたジェルとサプリを受け取り

番外編 宅配ピザ屋  




66kmスタート待ちのランナーのアツすぎる応援、ハイタッチで込み上げて来るものを感じるも今日はラスト5キロまでは泣かないと決めたので噛み締め歩みを進める。

去年はこの先のちょっときつい坂で初めて歩きを入れたが今年は走った。
ここまでのラップを見返すと25キロまでにキロ6分を超えたのは2回2キロぶんのみ。
いちびったキロ3分台2キロと4分前半も3キロほど。
冷静になって来るとオーバーペース=爆死ゲームオーバーの公式が頭を巡る。
でも身体はよく動く。動きすぎで怖い。

猿尾滝の折り返しでスーパー勇者の皆さんとすんごいペースですれ違う。
120km、100kmのランナーが入り乱れてエール交換しながら流し素麺エイドを超え折り返し。
帰りの流し素麺エイドで美味そうに素麺をすすってるTさんに追いつく。
流し素麺は諦めおにぎりを手に持って並走再開!

次はいよいよ蘇武岳の急登だ!

と、いうことはこの辺でフルマラソンの距離を終える。
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確か去年は3時間55分でやった!サブフォーだ!なんて思わずに、やりすぎ感を後悔してたはずだ。

今年はなんと3時間35分ほど、、、
もちろん
『惜しい、もう少しでサブ3.5だったのに!』
なんて思うはずもなく

やっぱりオーバーペースよね?

と自分に問いただす。

そして本格的に登坂開始
なんと、、俺 走ってる!

もちろん急登では歩くけど斜度が緩めば積極的に走る。周りはほぼ歩いてる。
喋りながら、補給しながら走って歩いて蘇武岳を登りきる。
山頂ではちょっとゆったり写真撮影と小休止、村高生と一緒に写真とったりした。
小休止も必要です。


本編は蘇武展望台で休憩中ですので



勇者の道 番外編 第2章 ネームプレートを持ち帰れ!



別に悪い事してるわけではないです。
蘇武岳、一二峠にある出場者全員ぶんのネームプレート、自分のを記念品として持って帰ることにしました。

勇者の道組みの応援プレートはいちばん始めに出てきました。ゼッケンナンバー順ですので見つけるのは簡単!
引き抜いて左手に装備して出発!
勇者=ドラクエなのでどうぐとか、そうびとかパーティとか何かと絡めたくなります。
そういえばさっきまでは左手にピザを装備してたな。
プレートを発見し装備したのが約50km地点、残りは70キロ!プレート持ったまま完走!!

したわけではないです。
70キロ過ぎのドロップバッグ返却に同梱しました。
完走後、めでたく回収!
途中
「最後までもっていくんでっか?」
との声かけに
「勿論です!」
っていってしまいました
ウソでした。ごめんなさい!!

番外編 ネームプレートを持ち帰れ!

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そろそろ本編は展望台での休憩が終わってリスタートします。

展望台からピークを超え基本下りのパートにはいります。
去年はこの下りから下りの脚が閉店セールを始めてペースがガタ落ちし始め、並走していたTさんを見送った所です。
今年は、下りもブレーキかけずに転がることが出来、たまに現れるコースマップに無い理不尽な登りも走れました。
この1年の成長を実感!
『いっぱい練習して良かった!俺、強なってる!』
またウルウルきたけどその気持ちは最後までは封印です。

そして、去年かなり苦しめられた和佐父のコンクリート激下りも難なくクリア!
ダブルフルブログでよく見るクネクネ道の所も写真撮ったりせずに通過。
あそこですよ、あそこ。

そして射添にあるドロップバッグエイドに到着。
装備してたネームプレートを返却。
身軽になりスッキリ!
託してたジェルとサプリを受け取り、補給、水被ってリスタート!

長楽寺でお茶、おはぎ、大仏殿拝観、手を合わせて完走を誓う。
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村高生の吹奏楽に送り出され意気揚々と出発!
ここからの登りがきついの忘れてた!
だって去年はこの辺からヘロヘロのフラフラだったから。1度目の吐き気に襲われたのもこのパート。
今年は不思議なほど元気、80キロ近く走ってきてるので当然身体はだる重だけどまだまだ動くし、やれと言われたらキロ4分でも走れそう。

並走する2人に野望が、、

「サブテン通過の勇者って超かっこよくないっすか?」

「そう!密かに狙ってるんすよ!」

しかし、この野望はしつこく続く登りと、増してくる疲労感、一二峠3連発へのプレッシャーもあり、自重することに。
完走に向けて安パイを切り始めた。

コースは長楽寺から続いた長い登りが終わり、カレーエイドで有名なあけぼの山荘へ。
ここからはラストの一二峠に向かうまでは大登りはもう無い。7キロほど続く下りで身体こころをリセットしていく。下りながらジェルとBCAAを流し込む。
坂を下り切り里へ。
残酷マラソンを思い出しながら小代地区を進み村岡ランナーの間でもフラットなのに辛いと有名な一二峠までの里道。
今年もカンカン照りで辛い。暑い。
水を被れる所ではできるだけ被ってリスタート。

しばらくすると90キロ地点。
勇者の道の最終折り返しである大きなコーンをみつけた。
おばちゃん達から「帰ってきてねー!」と大きな声援をもらう。勿論。絶対に帰ってくる。
一二峠入り口まであと少し。

その時
遠くの方にこちらに向かって走ってくる人影を確認。あっという間に近づいてきた。
肩にはオレンジの襷。

勇者だ!

大声でエールを送る!
めっちゃ笑顔で答えてくれた!

めちゃくちゃカッコいい!
自分もあの襷をかけて走りたい!


そうこうしてるとついに一二峠の入り口までやってきた。
3連発でやってくるラスボスをどうやっつけるか、、取り敢えず先日、車で下見はしてある。
去年は1人で吐きながら、泣きながら登った。

でも今年は心強い仲間が横に居てくれる。

いざ!一二峠へ!!
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うーん!走れない!!
おかしい、昨日は行けると思ったのに。
それでも斜度が緩めば頑張って走る!
抜いて行くランナーに声をかけ、そして声をかけられながら。

そして、今年もありました!
登りはあと50m!の応援!
懐かし嬉しくおっちゃんと話した。

一二峠のエイドは3回利用させてもらうことになる。
「プリンは1人5個食べて!」
こんな冗談で和ませてくれる。

おばちゃん達に1回目の再会の約束をする。

絶対に返ってくる!!

なんかこの頃から頭の中では宇宙戦艦ヤマトの歌がかかりっぱなし、、

【必ーずここへ〜帰ってくると〜手を振るおばちゃんに〜笑顔で応え〜】

さて、100km折り返しまでは下りのみ。
慎重にキロ5分半ばで転がって行く。

折り返してくる勇者達が増えてきた!
汗やら脂やら塩でぎっとぎと、多分近くに行くと相当臭いw
それでもその姿は神々しく美しい!
自分もそうなりたい!

残り2キロからの応援たくさんの道を笑顔で応えて進む。まずは村岡高校が見えて、小学校への導入路へ案内される。

ゴールゲートが見えた。
俺にはまだ関係ない。
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家族の姿も見えた!
まだ泣かないよ!
我が子の頭を撫で、嫁様にゴールを誓い
憧れの勇者襷をかけて頂く。


勇者の道! スタート!!

これを走るためにこの1年やってきた。
家族にも迷惑をかけた。
ラスト20キロ!全てをぶつける!

はるばる駆けつけてくれたRUN仲間の応援に応え!
「絶対帰ってくるぞー!」

と大声をあげた。

するとゴホゴホと咳き込む
喉が痛い。
心肺もやられてるな、、。

脚の残り具合は、、右膝下鈍痛、左足首鈍痛。
でもまだまだ動くよ!

いざ!2回目の一二峠へ!
峠入り口までの緩い登りはまだまだ走れた!
歩いてる勇者達みんなに抜かすとき声をかける。全部歩いても間に合う。でも身体が走りたがっている。

ゴールを目指す各部門のランナー達が声をかけてくれる。
頑張れー! カッコいい! すごーい!
勇者〜! ナイスラーン!

いままでの人生でこんなに応援され、褒め称えられた事はない。

笑顔で応え!
こっちからも
ガンバー!ナイスラーン!と声をあげる。

一二峠エイドに到着。登りかえしは標高の関係で近い。エイドのおばちゃんにただいま!!

ここからは最終折り返しまで下り。
安全走行で応援しながら降りて行く。
ゴールドゼッケンもたくさん見かける。
おそらく時間的にはギリギリだろう。
頑張って欲しい!

最終折り返しに向かう時には日も傾き、影が長くなった。ふと振り返るとランナーに差す夕日が後光のように見え、幻想的。

俺カッコいいかも。

すれ違うほぼ全員に声をかけてもらえ声をかける。

なんと!そこに力走してくるRくんの姿を発見!再会は無理かもと思ってただけに、そのしっかりした足取りを見てまた泣きそうになる。折り返し後に並走できそうだ。

すれ違いすぐ先の110km最終折り返しでおばちゃんに襷に鈴をつけてもらう。

行ってらっしゃい!

その優しい言葉に涙が半分流れる。

勇者になる全てのアイテムを手にして残すはラスト10km!一二峠越え。


あなたと超えたい 一二峠
石川 さゆり

これは走った人にしか分からないな。


3回も登るともう友達!

ほいちゃんと呼ぼう。

ほいちゃん登りだしてしばらくするとしっかりした足取りで登坂してるRくんに追いつく。
全身痛いのは当然だろうがゴールまで大丈夫といっている。しばらく一緒に
登坂して、斜度が緩んだところで
「ゴールで待ってるわ!」と言って走り出す。

ほいちゃんを走って歩いて、めっちゃしんどいけど笑顔で応援しあいながら進んで行く。
ほいちゃん、去年はゲロかけてごめんよ。

最終エイドの一二峠に2度目の

ただいま!!
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プリン5個おばちゃんも笑顔だ!
3回もお世話になりました!!
と声をかけ、いよいよvictory road 残り5キロ。

ラスト5キロを走るぼろぼろのランナー、関門が閉まるとわかってても走るのを止めない襷を持たない勇者。
みんなでゴールを目指す。

嬉しくもちょっと寂しさも感じる。
この空気感。ずっと味わっていたい。
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横にはぼ全区間並走、引っ張り合いをした笑顔のTさん。ラストはガチで勝負しますか?なんてきいてみても2人のこたえはそんなのナンセンス!
ランデブーでゴールすることに。

やがてゴールを会場が見えてきてラン仲間達の応援!
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グランドに入ると我が娘がコースに走ってきてくれ最後の100mほど手を繋いで走ってそのままゴール!
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泣きながら笑ってゴール!


オールスポーツの写真がちょっと心配






やったった!

よっしゃー!!!



って大声をだした!

勇者 誕生!


村岡ダブルフルウルトラランニング
第20回大会記念特別コース
勇者 "とその仲間達" の道
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完走


この素晴らしい体験をさせていただいた村岡ダブルフルウルトラランニングのスタッフ、関係者の皆様、村岡高校の皆様、ボランティアの皆様、そしてランナーの皆様、応援して頂いた皆様に感謝の言葉を込めてこの完走記を終わりたいと思います。


本当に心からありがとうございました!

来年もよろしくお願いします!!

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おしまい





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by 1080gun | 2017-09-27 11:51 | | Comments(0)
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